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株式会社大川技研

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防錆事業Corrosion Protection

設備の寿命を延ばす最適な防錆システムをご提供

防錆事業について

防錆とは腐食(錆び)を防ぐという意味です。
充分な防錆効果を長く継続させるためには、設備の使用環境や接触する物質の種類などから腐食のメカニズムを解明し、適切な樹脂材料・工法を選択する必要があります。
弊社では多様な材料・工法を取り揃えており、最適な防錆方法をご提案いたします。
また、金属の腐食防止のほかにも、耐摩耗ライニングや水の侵入を防ぐ止水・防水コーティングなども施工しております。
設備に生じる様々な損傷を未然に防ぎ、長寿命化に貢献します。

事業内容

施工実績

工業施設
  • 配管・配管ラック・塔槽など外面塗装
  • 配管・タンク内面フレークライニング
  • タンクたらい廻り防水シール
  • 基礎・コンクリート架台防水コーティング
  • ポンプ部品耐摩耗性コーティング
  • 地下タンク内面FRPライニング
  • 床面防水コーティング
  • 他 多数
インフラ施設
  • 橋梁塗装
  • 橋脚基礎補修
  • ダム洪水ゲート塗装
  • 他 多数

施工例

大口径ガス配管内面ガラスフレークライニング

素地調整:サンドブラスト/塗材:プライマー・下塗・中塗・上塗/検査:ピンホールテスト・膜厚測定

備蓄タンクたらい廻り防水シール

素地調整:サンドブラスト・不陸調整/塗材:プライマー・超速硬化ポリウレタン吹付・上塗

地下タンクFRPライニング

素地調整:サンダーケレン/塗材:プライマー・FRP積層・トップコート/検査:ピンホールテスト・膜厚測定

インペラー樹脂補修

素地調整:サンドブラスト/補修:エポキシ系金属補修剤/塗材:エポキシ系耐摩耗コーディング

ダム洪水ゲート

ダムの洪水吐ゲート塗装更新工事。県企業局発注の公共工事。足場工事も当社請負。

技術紹介

特殊ライニング

マイスターFP陥没管用防食システム

地中に埋設された配管は、砂、粘土、コンクリートなど埋設環境の違いや、地下水、バクテリアの影響で「電蝕」と呼ばれる電気化学的な腐食が起こります。
しかし地上設備と違い、簡単に腐食点検を行うことができません。そのため、埋設配管やタンクには長期に渡るメンテナンスフリーの信頼性の高い防食システムが必要です。
マイスターFPは、長年配管や地下タンクの防食に使用されてきた信頼性の高いポリエステル樹脂を、バインダーとしてガラス繊維と保護フィルムを組み合わせた簡素で、緻密な防食システムで、長期にわたる防食効果が期待できます。

  • 皮膜は緻密で均一なので、皮膜の上から配管の肉厚を測定することも可能です。

  • 万一、漏れや腐食が発生しても透明なので皮膜を剥がさずに確認できます。

物性比較表
エポキシ塗装 タール系塗装 マイスターFP
耐水性
耐塩水性
耐薬品性
引張強度(Mpa) 20 15 100
鉛筆強度 H B 3H
標準膜厚(μm) 120 120 2000
物性比較表
薬品 濃度
海水
塩酸 20%
塩化カルシウム 40%
塩化アンモニウム 40%

特徴 1.皮膜強度が高いので、剥がれ難く割れ難い
2.環境遮断性能が高いので腐食しません。
3.皮膜の上から肉厚を測定できます。
4.塗膜が透明なので内部の状態が見えます。
5.塗装と違い膜厚が非常に厚いので寿命が長い

特性 ・耐熱温度:約150℃
・引張強さ:110MPa
・曲げ強さ:220MPa
・圧縮強さ:180MPa

施工手順 1.下地処理
 泥、汚れ、浮き錆などの付着物を除去し、2種ケレン程度の処理を行い、アセトン等の溶剤にて脱脂処理を行う。
2.不陸調整
 フランジ部や溶接部など不陸調整が必要な部位は不陸調整パテで形状修正を行う。
3.積層工程
 ガラスマットに高絶縁樹脂を含浸させ、ローラー等で気泡を十分に抜き、欠陥のない緻密な層を形成する。
4.保護シート
 樹脂硬化前に透明保護シートを巻き付ける。

腐食穴あき補修

腐食・摩耗などにより配管壁の厚みが薄くなった(減肉)箇所には、樹脂補修がおすすめです。すでには母材が欠損したような腐食でも、パテ及び樹脂補修を行うことによって成形可能です。

  • 01施工前の状態。

  • 02穴をパテで埋めてFRPを張ります。

  • 03硬化後に塗装して完了。

漏れ止め工事

液、ガス漏れ止め補修には樹脂補修が有効です。直火作業を伴わないので、プラント稼働中での漏れ止めが可能です。補修によって不必要な更新を避け、コストの削減にもつながります。

  • 貫通穴より水が噴出している。

  • リベットで患部を止水。

  • FRPでバックアップします。

  • 上塗り塗装後。

FRP腐食対策補強 配管外面補強システム

プラントの動脈である配管は、長年の使用により、漏洩事故につながるケースが増えています。ラック接触部の隙間腐食や塩害(えんがい)による局部減肉などの外面腐食、流体によるエロージョン・コロージョンや、電縫腐食などの内面減肉が発錆するなど原因はさまざまです。
しかし、運転条件や法的規制により、すぐに更新や溶接補修ができない場合があります。この様なときに、配管の漏洩防止と補強を兼ねたFRP補強システムをおすすめします。

特徴 1.火気を使わないので、可燃雰囲気でも作業出来ます。
2.皮膜強度が鋼の約1/4と非常に高い。
3.耐薬品性能が高いので腐食しません。
4.膜厚が自在で複雑な形状でも対応可能。

種類 ・耐熱温度:200℃以下
・引張強さ:80~180MPa
・線膨張係数:2.3×10-5/℃
・熱伝導率:0.26W/m-℃

熱交換器の管板面補修

熱交換器の管板面は腐食が進行すると製品が漏れてしまいます。部分的な腐食部の補修には樹脂補修がおすすめです。
管板面全面をガラスフレークライニングにより補修いたします。

  • 熱交換器本体の開放後。

  • 看板面全体をフレークで補修します。

  • 熱交換器蓋側の仕切り板

  • 仕切り板周辺をフレークで補修します。

参考仕様(本体・蓋共通) ・前処理:サンドブラスト
・下塗り:錆転換型プライマー
・上塗り:NKフレーク(中塗り用)

ポリウレアライニング

ライニングは、腐食しやすい環境や、ガス・薬液などから対象物を守るためのコーティングのようなものです。 超速硬化ポリウレア・ポリウレタン樹脂、スプレーシステム (レジテクト・SQS工法)を利用します。

ポリウレア・ポリウレタン樹脂とは? 1.超速硬化(数秒~数十秒)、施工完了から数時間で供用可能です。
2.高いクラック追従性(伸び率200~400%)下地が割れても大丈夫。
3.スプレー塗布によるシームレスで均一な塗膜形成が可能です。
4.耐摩耗性・耐薬品性・耐衝撃性・耐水性に優れた被膜層を形成します。
5.無溶剤だから安全で環境に優しい材料で、飲料水用ライニング材としても適用できます。

施工用途 ・水槽の防水、防食(上下水槽対応)
・屋上、駐車場防水
・タンクシール防水
・農水路の防水
・コンクリート剥落対策
・コンクリート塩害、中性化防止

  • タンク周り雨水対策防水

  • 完成

  • 架台防食対策

  • 完成

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